レムデシビルおよびGS441524によるFIPの治療を行っています

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レムデシビルおよびGS441524によるFIPの治療を行っています

大阪府豊中市のハッピー動物病院です。当院ではレムデシビルとGS441524による猫伝染性腹膜炎(以下FIP)の治療を行なっています。

長らくFIPは有効な治療方法がなく致死率100%の病として扱われてきました。しかし、2018年に抗ウイルス薬によるFIP治療の報告が初めて出て以来、FIP治療のデータが多く出てくるようになりました。日本でも2018年ごろより一部の動物病院でFIPの治療が行われてきましたが、それは海外で違法に製造されたGS製剤の海賊版サプリメント(MUTIAN・Xraphconn・CFNなどと呼ばれ流通している物)を用いての治療で法的にも倫理的にも導入しづらいものでした。ところが2022年初頭より海外の正規品のレムデシビルとGS製剤が可能になりました。2023年4月より、当院でも海外で製造された正規品のレムデシビル注射薬および経口GS441524製剤を輸入することが可能となりましたのでそれらの薬を用いた治療を行っています。

この治療の効果は非常に高く当院では治療を行なった90%以上の猫が寛解状態(見た目上病気が無くなる事)まで治癒し治療後の再発率も5%以下となっております。


FIPの診断と治療についての詳しい内容はこちらを参照下さい。

FIPとその診断について(https://www.happy-ac.net/blog/1298)

当院で行うFIPの治療について(https://www.happy-ac.net/blog/1301)

2024.4追記 FIPの治療件数が80例を超えました。

FIPの治療をご希望される方へ


※FIP治療は事前にお電話によるカウンセリングを行います。まずは電話口のスタッフにFIP治療をご希望の旨をお伝え下さい。その際①飼い主様のお名前②猫ちゃんのお名前③品種④性別⑤年齢(月齢)⑥体重⑦お住まい⑧お電話番号⑨簡単な現在の状況(診断された経緯・食欲・活動性の有無・排泄の状態)をお知らせ下さい(但し病院混雑時はお名前とお電話番号のみを伺わせて頂く場合がございます)。後ほど改めて獣医師よりお電話をおかけしてカウンセリングを行います。
※治療内容や費用についてのご相談の際も上記の手続きが必要となりますスタッフにその旨をお伝え下さい。
※お薬をお出し出来るのは当院を受診した猫ちゃんのみとなります。お薬のみのお渡しは出来ませんのでご注意下さい。

現在の在庫状況・受け入れ状況

2024.4 レムデシビル・GS製剤共に在庫があります

患者様をご紹介頂く動物病院の方へ

血液検査・症状・シグナルメントなどよりFIPが強く疑われるものの、ドライタイプ・眼型・神経型FIPなど確定診断が難しい場合は確定診断にこだわらず数日間の試験的治療を行うという流れが世界的にも主流となっております。その時点での検査結果等を添えてご紹介下さい。