ペットの車内閉じ込めに注意

ここ数年注意喚起しているのですが、真夏の炎天下のペットの車内閉じ込め事故がたびたび発生しています。そんなの言われなくてもわかってると思われるかもしれませんがちょっと待って最後まで読んで下さい。

最近の車は閉じ込め防止の為に車内に鍵があるとロックされない機能が必ず備わっているのですが、これが35℃を超える炎天下だと誤作動を起こしてしまう事があるようです。状況としましては車に乗る前に助手席や後部座席にペットを入れたキャリーケースを置く時に一緒に車の鍵の入ったご自身のバッグなどを置きドアを閉めたタイミングで誤作動で全席のドアのロックがかかってしまい車内への鍵の閉じ込めが起きて外から開けられなくなります。こうなると15分以内に救出しないと熱中症で命の危険に晒されます。真夏は車の鍵を身体から離さない様にして下さい。もし起こしてしまった場合は時間との勝負です。まず最近の車の窓を専用工具なしに素人が割るのは不可能と思って下さい。やるだけ時間のロスになってしまいます。消防署が近くにあればそこに頼るのが一番です。専用工具で一瞬で窓を割ってもらえます。次にディーラーですが到着に時間がかかる場合が多いのと状況を即座に理解してもらえず対処が遅れる場合があります。助けを待つまでの時間稼ぎも重要です。可能であれば日差しを遮ったり水をかけ続けるのが有効だと思います。

まとまりのない文章になってしまいましたが数年前に実際に同じ状況で赤ちゃんの閉じ込めがニュースになりましたし当院でも2件ほどペットの閉じ込めがありました。皆様明日は我が身と思って日頃から気をつけて下さい。